<英国自動車サイトroad test co.ukでのアコードツアラーi-CTDi テスト2004年11月

http://www.roadtests.co.uk/rt-2004-11-1.asp

過去18ヶ月間で最も成功した車の1台が、2003年の春にデビューした現行アコードである。この車は、一般ドライバーとタクシー業界双方で大ヒットした。このことは、道路で目にするこの車の数で証明されている。ホンダは、2004年において、自動車評論雑誌のミッドランドグループによるメーカーオブザイヤーに選ばれているが、アコードツアラーのデビューが果たした役割は大きい。アコードツアラーは、そのシャープなボディラインと優れた積載能力によって、セダンと同様に上品かつ闘争的なスタイルを持ったまま、高い実用性を確保している。

価格帯は17,600ポンド(352万円)からで、2.0Lのガソリンエンジンのセダンと似たレンジとなっている。エンジンは、実にスムースでかつ性能が光っている。今回のテスト車は、ディーゼルモデルだ。ホンダにとって、ディーゼルエンジンのデビューは歴史的なことだ。ほとんどの他社は、ディーゼルモデルをラインナップに加えていたのであるが。F1で有名なホンダのファンたちは、ようやくディーゼルエンジンにも興味を持つことが許された。しかし、心配する必要は全くなかった。ガソリンエンジンと同様の素晴らしい性能で、かつライバル達を震撼させる戦略的な価格付けがなされていたからである。
ラインナップとしては、SE、エグゼクティブ、スポーツ、Type-Sが用意されている。140馬力、2.2Lで、最大トルクにはわずか2000回転で達し、最高速210km/h、0-100km/h所要時間は10秒ちょっとだ。(中略)1週間でいろいろな道を850kmを走ったが、平均燃費は16.2km/Lであった。シートのサポート性が非常に良く、終止きわめて快適なドライブを堪能することができた。

ツアラーのサスペンションは、わずかにディーゼルエンジン用の調整を変えているが、カチッとしたステアリングと相まって、この手のサイズのクルマとは到底思えないほどの素晴らしいハンドリングを見せてくれる。これはスポーツセダンに極めて似ていると言えよう。ABSは標準であり、またエアバッグを始めとする数々の装備は、広いラゲッジルームと同じくらいに多岐にわたっている。

リアシートをたたむとさらに広大でフラットな荷物スペース現れる。わずかに惜しいのは、凝った作りのオートテールゲートのモーターを内蔵している関係で、リアガラス上部の視界にわずかに影響している点だ。

私は、このアコードツアラーに非常な感銘を受けた。スポーツセダンのような運転を体験しながら、実用性も申し分ない。このようなステーションワゴンはあまりない。作りの信頼性も仕上げも1級で、ホンダのメーカーとしての信頼性は、当分トップが続くだろう。

長所:バリューフォーマネー、ドライバビリティ、究極のエンジン、実用性
短所:リアガラスからの視界

★今回のレポートも非常に高い評価ですね。アコードツアラーはロンドンの街に溶け込んでいるんだろうな。ぜひ見てみたいものです。