・アコードセダン i-CTDI(ディーゼル)テストドライブ(2004年8月) http://www.waitnews.com/honda_accord_test_drive.htm ヨーロッパ市場においてホンダが快調だ。その理由を見つけるのは難しくない。 ホンダ車の命は、そのエンジンにある。しかし、それが全てのエリアでベストパフォーマンスを発揮していなければ、世界一のエンジンメーカーとは言えないのではないか? ホンダは、不思議なことに、重要なディーゼルエンジン分野をずっと軽んじてきた。しかし、もはやディーゼルエンジンを無視できないことにようやく気がついたようだ。アメリカや日本でも、ガソリンを燃やすことは歓迎はされないだろうが、依然世界で最も大きな自動車市場でありつづけるヨーロッパでは、ディーゼルエンジン無しでは、もはや戦い抜くことはできないのだ。 ホンダは、この現実が不可避と悟り、新型ディーゼルエンジン i-CTDIを開発に着手し、このエンジンが世界一のパフォーマンスを発揮すると確信するまで、その作業は続いた。そして、ついにガソリンエンジンと同レベルの高い動力性能を達成した結果、アコード2.2 i-CTDI スポーツサルーンは、最高速度210km/h、0-100km/hまで9.4秒の加速性能、18.7km/Lの好燃費を両立させることに成功したのである。高速道路の巡航燃費は、21.8km/hを超える。<br> アコードが偉大なドライビングカーである理由は、何もエンジンだけではない。セダンは最高の運動性能を誇る。アコード・ツアラーも同様に俊敏だ。セダンは、非常に格好のいいエクステリアで、特にダークカラーが映える。そして、全ての座席がゆったりしている。 ヨーロッパ市場は2004年上半期は、前年同期比+3.3%の伸び率だったが、ホンダは+13.8%の伸びを達成した。これが、アコード2.2 i-CTDIの効果だということは、なるほど容易に理解できる。 ★今週もイギリスでのアコード評価記事を紹介します。アコード・ツアラーの記事での荷室下の収納スペースの使い方は、私も思いつかないものでした。欧州では、2.0Lのワゴンも当初から導入済みだったようですが、マニュアルシフトである限りは、問題ないようですね。 |
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