ベストモータリング感想 アコード VS アルファロメオ VS オペルベクトラ VS アテンザ VS プリメーラ 今日は非常にすばらしい天気ですね。さきほど待ちに待った「ベストモータリング」が届き、早速アコードVSアルファロメオVSベクトラVSAudiA4VSアテンザVSプリメーラの比較ビデオを見ました。 本当にわざわざ買って見て、よかったと思いました。同時に、アコードを買って本当によかったと改めて思いました。 このビデオを見て特によかった点が2つあります。1つは、アコードは目に見えないところまで、きちんとお金をかけて開発されているということを、より具体的に知ることが出来た点です。たとえば、評論家の1人が各車のボンネットを開けて批評するのですが、アコードはエンジンルームの両サイドにプラスチック状のカバーがあり、こんなところに迄空力向上のための手を打っていると解説していました。また、ドアとボディに付いているゴム(サブシール)にも触れ、他車は片側のみもしくは両側に付いていても片方は貧弱なのに、アコードはドア開閉音にもこだわって、両方ともたっぷりと厚みのある素材を使っているという話もありました。 元日産テストドライバーの自動車評論家の三好氏が、ある雑誌で「アコードはお金をかけるべきところには手を抜くことなくお金をかけていて、完成度が非常に高い」と絶賛していましたが、ここに登場する評論家達も「この車は、クルマの性能を上げるために、どこにお金をかけ、どこをコストダウンしたらよいか、非常に考え抜いて作られている」と言っていました。アテンザは、価格を低く抑えるため、やはり手を抜いている部分が多いというコメントでした。 もう1つは、ダブルウイッシュボーンさんの解説にありますスラロームテストです。アコード以外の車は、タイヤが浮き上がったり、お尻を滑らせたりと、コントロール性でやはり差があることを目の当たりにしました。このことは雑誌等ではよく語られていたことですが、実際に目の当たりにするとでは実感度が違います。評論家達は皆「アコードはコーナリングが安定しているお陰で速い。これはお尻が滑りやすく、サーキットのような特殊環境でのみ速く走れる車とは訳が違う」と言っていました。アコードが正確なハンドリングと安定したコーナリングで実に走りやすいというのは、自分でも経験的によくわかっているのですが、他車と比較してこれだけコーナリング性能が違うとは!とびっくりしました。 アコードがデビューした頃、これらの性能の高さが、自動車雑誌各誌で取り上げられ、絶賛されていました。しかし、最近では他車との限界性能の違いに触れる記事はほとんど目にしません。いかに主観的な「ライターの感想文」のような記事が多いことか! ビデオを見ながら、ちょこっとライターが乗っただけではわからない性能差が、車にとって一番大切な安全性能にいかに結びついているか、そしてこれらが最近の記事ではいかになおざりにされているか、考えさせられました。 ビデオを見終わった後で、愛車を洗車しました。午後のやわらかい日差しを浴びてきらきら水滴に輝く愛車を洗いながら、ビデオの1シーン1シーンを思い出していました。 わかっていたけど、やっぱり自分のアコードワゴンが、しっかりした設計思想の下、お金をかけて開発された素晴らしい性能の車だった。さりげない日常でのハンドルを握る時に感動は、設計者達の知恵と汗の賜物だったのだ。いい車に出会えてよかった。改めてそう思いました。 ただ、ここまで考えて、そうそう、ワゴンの方はさらに荷室等の機能性比較をやってないじゃないか!と気がつきました。ワゴンの世界はまだ広いのです。そして、キャンプ道具を実際に積み込んだりしてみれば、どの車が一番素晴らしいか、一層よくわかったのではないかと思いました。ここらへんは、やはり自動車専門誌の限界かもしれません。 ダブルウイッシュボーンさん、本当にありがとうございました!(^^) |
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