2006年2月15日
<英国版AutoCar アコード03年ベストハンドリング賞獲得>
★現行アコードは欧州デビューの03年において、Audi S4やVolvo S40Rを破り、ベストハンドリング賞を受賞しています。
この記事を手に入れましたので、ご紹介します。

日本が欧州勢を倒す!
アウディS4とボルボS60Rは、ホンダアコードType-Sの2倍のパワーを持つが、思いのまま操る楽しみにおいては、それは重要な問題ではない...

ボルボは、S60RがBMW-M3やメルセデスC32、当然AudiS4の強力なライバルと主張している。Audiも同様で、S60Rの34,145ポンド、S4の36155ポンドという価格は、快適なスーパーサルーンのポジショニングを物語っている。だから、なぜ範疇外の19100ポンドの日本のサルーンがノミネートされるのか?不思議だろう。
アコードの外見は、ホンダアコードがたとえ2.4L Type-Sですら、場違いなところにいるという印象を否定しないものだ。アコードのDunlop 205/55R16インチタイヤは、スウェーデンとドイツ車が履く235/40R/18インチの力強さに比べると、ひ弱に感じるものだ。

しかし、タイヤと価格とイメージだけでは、話は終了しないのだ。パワー等の絶対的な数値でアコードが後塵を拝したとしても、関係ない。これはハンドリングテストであり、エンジンをブイブイ言わせるテストではない。ハンドリングの正確さ、精緻さ、官能性など、運転する楽しさを構成するあらゆる点で、ホンダのこのファミリーサルーンの前では、欧州勢は色あせてしまうのだ。
ステアリングは、アウディやボルボより軽く滑らかだが、同時にクイックでもある。アコードは、モンデオほどのステアリングフィールではないが、ドライバーと一体になったと言えるほどほトレース性能は、S4やS60Rより勝っている。187馬力のエンジンは、トルクを稼ぐため、4000回転以上を保持する必要がある。そうすれば、前輪駆動のギアチェンジの楽しさを感じることが出来る。さらに6800回転まで回すと、パワーはピークに達し、心地よいエンジンサウンドを楽しめる。(つづく)
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