アコードワゴン 思い入れインプレッション
(2)アコードワゴン インプレッション/エッセー
9)
アコードワゴンが取り持つ出会い
simaumaさんの愛車「流星号」(インディゴブルー・パール)
アコードワゴンファン達の集う情報交換の場に、carviewの車種別掲示板にある「アコードワゴン総合スレッド」があります。ここには、キャンプの時の焚き火のようにじんわりと暖かく、そして行きつけのバーのように会話を楽しめる、そんな雰囲気があります。ご常連さん達は、皆紳士的で、しかもアコードワゴンに惚れ込んだ熱い気持ちを持っている。とても居心地のいいところです。いろいろな方々と親しくなりました。
そんな仲間の1人にsimaumaさんという方がいらっしゃいます。犬が大好きで、コーギーである愛犬「なゆた君」のホームページを運営されると同時に、わんちゃんがフリスビー(ディスク)をキャッチするスポーツの大会をご家族で転戦されています。
週末の夜、いつものように「アコードワゴン総合スレッド」をチェックし、その後ブログの幾つかをチェックしていると、simaumaさんが我が家から車で5分くらいのところにある江戸川の河川敷で開催されるディスク大会に来られるということがわかりました。
ディスク大会風景
いつも掲示板でお世話になっているsimaumaさんが近くまで来られる! こんなチャンス滅多にないのだから、思い切ってお会いしよう! そう心に決めました。
日曜日の午前中はマンションの草取りがあったので、昼食後に、我が家の愛犬(ミニチュアダックスとトイプードルのハーフ犬)である小春を連れて行くことにしました。
お土産は何がいいだろう? まずは家内の実家でも好評な地元のお菓子にしよう。でも、何かアコードワゴンに関する記念となるものはないか? そこで、ディーラーからいただいたデビュー当時の販売促進用のアコード/アコードワゴンプロモーションビデオをDVDに焼き直して贈ることにしました。海外ロケの美しい自然の中を、サックスとドラム、シンセサイザーの軽快な音楽に乗って走るアコードセダン&ワゴンが、とても素晴らしいビデオなのです。
埼玉/三郷と千葉/流山を繋ぐ流山橋を渡った後、目的地を探しながら、ひどい土ぼこりの江戸川の河川敷をゆっくりと走ります。ところがなかなかそれらしき会場がありません。道はやがて穴だらけのデコボコ道になりました。ここではなかったか?と思い始めた時、真っ黒いキャラクターがディスクを持っている巨大な空気人形が見えてきました。スクリーンテント群が囲む広場では、ワンコがフリスビーを空中キャッチしています。おお、ようやく着いた!
なゆた君と小春
アコードワゴンを一番端の緑地帯に停め、さっきから出たくてクーンクーン鼻を鳴らしている小春を出しました。さて、simaumaさんの車は....? おお、インディゴブルーのアコードワゴンが!
競技の休憩時間になり、会場の回りを小春を連れて歩き始めると、細身でやさしい笑顔の方が近づいて来て「もしや、小春ちゃんですか?」と声をかけてくれました。そう、この方がsimauma さんだったのでした!
それから、奥様と仲間の方々が集まるスクリーンテントにご案内していただきました。小春は、皆さんに可愛がっていただき、激しくしっぽを振って、抱きつこうとしながら、全身で喜びを表しています。なゆた君にも、大喜びでじゃれついています。なゆた君は、警戒しながらも、必死になって平静さを保とうと頑張っていました。賢く躾の行き届いたワンコだなあと感心しました。
simaumaさんや奥様からいろいろ教えてもらいながら、ディスク大会をしばらく見物しました。人間とワンコが息を合わせながら、一体になって行う姿に、人間と犬との長い歴史を改めて感じました。いい信頼関係を築いているんだなあと、とても感心してしまいました。
しばらく観戦した後、午後用事もあったので、帰ることにしました。本当は、車を並べて、2ショット写真を記念に撮りたかったのですが、あいにくsimaumaさんは、会場の撮影班の仕事があって、忙しい状況でした。
それでも、お互いの愛車の写真を撮り合ってお別れしました。
それにしても、ご発言から伝わる雰囲気どおりのいい方でした。思い切って伺って、本当によかったと思いました。いい車と出会い、また、その車を通じていい人と出会う。
なんてすばらしいことでしょうか!
愛車です
愛車に乗り込んで、エンジンを掛けた後も、愛車が一緒に写った写真がないのが心残りでした。河川敷のでこぼこ道を引き返す前に、ふと思いついたのが下の写真です。手前がバーモントグリーン・パールの私の車。奥に後ろ向きのインディゴブルー・パールのsimaumaさんの愛車が一緒に写っています。
我が家のワンコの名前のとおり、素晴らしい小春日和の中、さわやかな気持ちで会場を後にしました。西日に、すすきの穂が白く輝いていました。