アコードワゴン 思い入れインプレッション
(2)アコードワゴン インプレッション/エッセー
4)
本格派ステーションワゴンとしての実力
〜茨城県上野沼やすらぎの里キャンプ
【ポイント】
1.ステージアよりも長い荷室の全長、小さなタイヤハウスは極めて収納効率に優れる。ルーフキャリアを使うことなく、基本的なキャンプグッズ一式が運べる。
2.切り立ったテールゲートは、枝が広がった観葉植物の運搬時や、ホームセンターでの大きな物の買い物等で重宝。
3.グラスハッチは付いていないが、ワンモーションでフラットになる機構のお陰で、狭い駐車場でも楽に荷物が引き出せるので、不都合はない。
4.オートテールゲートは、開け閉めが楽な上に、両手が塞がる雨の日の買い物などでは非常に重宝する。
Newアコードワゴンとのつきあいも4ヶ月半になりました。すっかり魅せられてしまった私は、早く本格的なキャンプを愛車で楽しみたく、うずうずしておりました。ところが5月末に予定していたキャンプが台風のため中止。以降、はっきりしない梅雨空のために延びに延び、6月末になりようやくそのチャンスが巡ってきました。アコードワゴンでの初の宿泊キャンプは、私、家内、小6の娘、加えて近所の幼馴染みの男の子の4人で出かけることになりました。
まずは、キャンプグッズがすべて荷室にはいるかが問題です。従来利用していたルーフキャリアがまだ使えないのです。
さあ、積み込み開始!その結果は? ....キャンプグッズを詰め込んだRV-BOX(79cmx37cmxH33cm)を2箱、テーブル、椅子4脚、タープ、テント、クーラーボックス&バッグ、銀マット2本、ジャグ、トートバッグ、ドッジボール、毛布2枚、ブルーシート2枚、人生ゲーム、ビデオカメラ、寝袋1つ。寝袋残り2つは後部座席です。
これらは後方視界を十分確保した上での積載量ですから、大変立派なものです。正直これほど積めるとは思いませんでした。
さて、キャンプ場に到着。皆で手分けして設営に汗をかき、一服した後は、夕食の準備です。娘も幼馴染みの男の子も小6になり、立派に手伝いをしてくれます。幼い幼いと思っていた子供達の成長を改めて感じるひとときでした。
夕食が終わる頃には、あたりは夕闇にすっかり包まれました。午前中雨が降っていたため、キャンプ場には数家族しか来ておらず、静かな夜です。蒸し暑かった昼間とはうって変わり、ひんやりとした風が梢を揺らしています。木々の葉が重なり合う音、ランタンのやわらかい光。全てがここちよく、時間がゆっくりと流れて行きます。翌朝は、小鳥のさえずりとさわやかな風がそよぐ中、朝食を楽しみました。
バーモントグリーン・パールの愛車は、木陰の下で気品あるブラックに近い色でたたずんでいます。走り・格好よさ・高級感・実用性と全てにわたって最高のアコードワゴンは、我が家の皆に愛され、宝物のような存在です。もし他の車を選んでいたら、ここまで熱い思いを抱いたでしょうか?
帰りは家内が運転しました。高速道路では、つい助手席でウトウト。運転するだけでなく、助手席に座っても気持ちのよい車でした。