キャンプ&ドライブ日誌
(1)最近のキャンプ&ドライブ日誌(2005年)
13)関東ー北陸グランドツーリング with ワンコ(2005年8月)
渋滞に遭うことも無く
谷川岳PAにて
(8月12日早朝6時過ぎ)
夏と言えば、毎年楽しみにしているのが、アコードワゴンに荷物を満載しての帰省ドライブです。東京外環自動車道西三郷ICを出発点とし、終点の練馬ICで関越自動車道を北上し、長岡JCTにて北陸自動車道に乗り換え、そのまま北陸を目指すのが、一番楽なルートだと思います。距離は600kmを超えますが、渋滞のリスクが一番小さいという点で結局は最も早く到着できると思います。上信越自動車道を通るルートは、景色はよいのですが、いかんせん片側1車線対面通行の区間がいくつかあり渋滞になりやすいのと、暗いトンネル内の対面通行では目や神経が疲れます。東名高速を通る太平洋側のルートは、100kmも走行距離は短いのですが、渋滞リスクが格段に高くなります。
今年も去年同様お盆の期間となりました。仕事のスケジュール上と家内の実家の都合からです。したがって、渋滞を避けるために、午前3時過ぎに家を出なければいけません。しかし、去年はなかなか寝付かれず非常に困りました。普段は横になったら1分で寝てしまうのですが。
さて、今年は...? 今年は10時に床に着きました。そして、いつの間にかに寝てしまったようなのですが、なんと、いつもの帰宅時間のJR終電の音に、目が覚めてしまったのでした!結局それからな寝付けず、眠いまま出発になってしまいました。やっぱり長距離ドライブを前に興奮してしまうとダメなようです。
出発前、ペットセーフティーシートに自ら入った小春
置いてきぼりが大の嫌いです。
今年の旅には、新しい家族が加わりました。ミニチュア=ダックスフンドとトイ=プードルのハーフ犬の「小春」(6ヶ月雌)です。カミカミの大好きなヤンチャ犬なので、どうやって連れて行くか悩みの種でした。最初購入したのが、近くのペットショップにあった「箱型キャリア」でシートベルトに固定できるもの。犬は箱の中にある短いリードで繋ぎます。上部はネットで蓋もできます。6千円強です。しかし、これは大失敗の買い物でした。小春がじっとしておらず、大暴れ。箱から身を乗り出して、シートやドアの内装部を爪や歯で傷つけてしまう恐れがありました。ネットの蓋をしてしまうと、狭い中に押し込まれる感じで大暴れです。やんちゃな犬には不向きなモノでした。
もったいないけど新たに別の物を購入することにしました。巨大なホームセンターに行った時、これは!と思うものを発見しました。カルソニックが製造している「ペットセーフティーシート」です。この製品は、強力な化学繊維のメッシュに包まれたワンタッチ折りたたみ式のテントのようなキャリアです。トイレがちょうどはいる大きさで、固定はシートベルトと前後のヘッドレストで行います。車から降ろしたら、折り畳んでもいいし、室内の犬小屋としても使用可能です。
これなら小春も圧迫感を感じないで、おとなしくしてくれるのでは?と思い、思い切って買ってみました。8.5千円。家に帰って試してみると、今度はおとなしくしていてくれました。やっとこれでキャリアは決まりました。なお、小春はこのキャリアを相当気に入ったようで、家のリビングでも、ケージから出すと、「別荘」のような感覚でこのキャリアの中に寝そべることが多いです。
また、これとは別に、普段使っているケージが比較的簡単に折り畳みできるので、アコードワゴンに積んで行くことにしました。理由は、ペットセーフティーシートをケージ代わりに使うには、ちょっと狭く、暑い夜中に水を飲ませるのに不都合だからです。
日産系メーカーCalsonic製
ペットセーフティーシート
やんちゃ犬には向かない箱形キャリア
結構大きな折畳式ケージ
さて、8月12日未明2時30分に起床し積み込み開始。3時15分に自宅マンションを出発しました。
間もなく東京外環自動車道に入ります。去年よりちょっと眠いです。でも、目をしっかり見開き、少々スピードは控えめにクルマを走らせます。小春はおとなしく、再び眠ってしまったようです。家内は、私が眠いかもしれないと気を使って起きています。やがて関越自動車道に入ります。13日出発の去年に比べると、車の量は格段に少なく、これならあと1時間遅くても大丈夫だったかもしれないと思いました。
深夜未明の高速道路を快調に飛ばして行きます。FMラジオからは、カーク船長やMrスポックの活躍したTV版スタートレックのテーマ曲が流れて来ました。これからの旅も、スタートレックでUSSエンタープライズが外宇宙を旅するのと同じようだと思いました。さしずめ、太陽系を出たといったところか...
やがて、藤岡JCTを過ぎました。ここを渋滞無く過ぎればもう大丈夫。5時を過ぎ、空が白み始めました。何だかさきほどからあくびばかりしています。去年同様、駒寄PAにて家内の作ったお弁当を少し食べました。それから10分ほど目をつぶりました。
少し眠気が覚めて、また出発です。天気はあいにく薄曇りのようです。車の数は少なく、快調に飛ばせます。といっても、先の長い旅ですから、慎重すぎるほどの安全運転を心がけました。時速は100km/h以内に抑えます。谷川岳の麓にある谷川岳PAで再び休憩を取ることにしました。小春をキャリアから出して、少し散歩させます。朝日が昇っていました。山の麓の空気は清々しく、ひんやりとした感じが肌に心地よいです
谷川岳の麓にて
荷物は、後方視界を十分確保した上で満載状態です。
左から1.6mの書の額(左側シートを倒してます)、折畳式ケージ、ゴルフバッグ、デイバッグ、Jpressのブレザー、お土産のお菓子類4、洗車道具(^^;)、ワンコ用トイレトレー、テニスラケット、ワンコ用トイレシーツ、ボストンバッグ2、デジタルビデオ、スーツケース
再び出発です。非常に長い関越トンネルを走って行きます。本当に長いトンネルです。時折猛スピードのヤンキー車が追い越し車線を追い抜いて行きます。しかし、こちらは安全運転。少しだけスピードをアップさせ、100km/h超え程度で走ります。トンネルを抜け、しばらく走るとまた眠くなって来ました。生あくびばかり。ええい、こうなったら、小刻みに休もう。そこで、魚沼産コシヒカリや八海山で有名な場所にある大和PAで休憩を取りました。ここでは、ぐ〜っと一気に深い眠りについてしまったようです。気がついたら30分以上過ぎていました。
眠気がだいぶ取れました。ここからはスピードを上げて走りました。しかし、長岡周辺になると、とたんに道の状態が悪くなりました。そうです。まだ中越地震の影響が残っていたのでした。スピードを落として、運転して行きます。
長岡JCTで北陸自動車道に入ります。そして最初のSAである名立谷浜で、本格的に朝食をとりました。小春は粗相をすることも無く、きちんとこのSAにて普段使っているトイレで小をしてくれました。そして20前後の若い女の子たちに可愛がられて、小春はもう大喜びでした。
名立谷浜SAを出て、しばらく走ると、トンネルがやたら多くなってきます。眠気も無くなったので、快調に飛ばして行きます。後ろには、KawasakiのGPz900R Ninja が追走してきています。他の車のことはすぐ追い抜くのに、なぜか我が家のアコードワゴンのことを追い抜かず、ずっと後ろについて走っています。後ろ姿に惚れ込んだのかな?(^^) いや風避けにしているんだろうなと思いました。
大和PAにて
名立谷浜SAにて朝食
親不知子不知トンネルを抜けると、海岸線に突き出た高架の道路になります。ここらへんは翡翠が取れるらしい。いつか周辺を散策してみたいものです。さらには糸魚川のフォッサマグナも通り過ぎました。さあ、北陸地方の最初の県である富山に入りました。左手には北アルプスの山々も見えます。いつか行ってみたいものです。実は、今回、宇奈月温泉に泊まって黒部渓谷あたりまで行ってみようかと計画していました。ところが、ペットは立ち入り禁止とのこと。ペットを預かってくれる宿泊施設も探したのですが、小春が「キャーン」と泣くのが目に見えるので、やめました。
アコードワゴンは、快調に石川県にはいります。蓮台寺PAで小休止です。日差しが戻って来ました。ここではアイスを食べて、一休みです。さあ、いよいよここからは一気に福井ICを目指します。
そして、12時45分、無事家内の実家に到着しました。9時間半にもおよぶ長距離ドライブでした。到着してからは、すぐ「8番ラーメン」を食べに行きました。福井名物のおいしい野菜ラーメン(湯麺)なのですヨ。
昼食を済まし、ガソリンスタンドに行きました。燃料を補給し、満タン法での燃費を計算するためです。行きに満タンにした燃料計は、約1/3の残量を示しています。今回は、14.7km/Lでした! これまでの記録は14.4km/Lでしたから、新記録達成です!
無事、家内の実家に到着!
片道625km
9時間半のドライブでした。
燃費は14.7km/Lをマーク!
福井では、福井県立恐竜博物館とSKI JAM 勝山にドライブに行きました。
福井県立恐竜博物館は、道路からは銀色のモスラの卵のような外観が特徴的で、入り口に立つと、スタートレックに出てくるUSSエンタープライズ号のような感じでユニークな建物です。中の展示は必見です。非常にわかりやすく、また最新のロボット技術と映像技術を駆使して、内部には薄暗い太古の世界が再現されており、まるでジュラ紀か白亜紀に迷い込んだような気にさせてくれます。大人も子供も楽しめる優れた博物館です。
SKI JAM勝山は、恐竜博物館から遠くないところにあるスキー場で、夏はパターゴルフやパラグライダーを始めとするアウトドアスポーツが売り物です。娘と私で、パターゴルフと卓球を楽しみ、汗びっしょりかきました。家内は陶芸教室を体験しました。
福井の田舎道を走りながら、福井って何度来てもいいところだなと思いました。
福井県立恐竜博物館です
田んぼの緑が美しく感じました。