キャンプ&ドライブ日誌
(1)最近のキャンプ&ドライブ日誌(2005年)
14)たまにはおまかせモードもいいなあ〜
  【斑尾高原どんぐり村オートキャンプ場】(2005年8月)
【一口メモ】
斑尾高原どんぐり村オートキャンプ場

高原なので夏も涼しく、写真のように白樺林が印象的なサイト。
コテージ泊でお食事おまかせのパックを選べば、夕食(BBQ)朝食つきで、ペンション感覚で泊まれる。
ケージを持参すればペット宿泊可。
夏の帰省先の福井からの帰りは8月15日でした。
帰りには、斑尾高原のキャンプ場で1泊する予定でしたので、ルートは行きとは異なり、上越にて北陸自動車道から上信越自動車道を南下して行きます。

北陸自動車道は、前線の活発化によって、だんだんすごい雨になって来ました。富山県に入ったあたりからは、50m先も見えないほどひどくなり、スピードを大幅に落としました。サービスエリアでは、お弁当を食べる場所がなく、仕方なく外に用意されたテントの下のベンチで食べました。雨が土砂降りのように降るのを見ながら、時折かかる雫を気にしながら食べるお弁当は、ほんと楽しさ半減...

上信越自動車道に入る頃は雨があがりました。でも代わりに、渋滞にハマってしまいました。やはり対面通行のところで渋滞が発生しています。妙高高原ICで降りるまで3時間かかってしまいました。インターチェンジを降りてからは、斑尾高原を目指します。そういや、初めて大学時代にテニスクラブの仲間とスキーに行ったのが、斑尾高原だったよなあと懐かしく思い出しました。
松田聖子全盛期で、「Canary」というアルバムが出た頃です。リフトに乗りながら「青いフォトグラフ」っていうお気に入り曲が流れていたのを思い出します。
再び雨がざあざあ降り始めました。おまけに山を上がって行くにつれ濃い霧が発生しました。天候がどうなるかわからないので、今回テント泊でなくコテージ泊にして正解だったと思いました。

そして、「どんぶり村オートキャンプ場」に到着しました。びっくりしたのですが、こんな悪天候にも関わらず、強者キャンパー達が、10家族以上テント泊でキャンプを楽しんでいました。さすが!
雨に煙るアコードワゴン

悪天候時はコテージが安心
受付を済ませ、コテージに向かいます。5人用しか空いていなかったので、中は十分な広さでした。まずは荷物を部屋の中に運び入れなくてはいけません。パワーテールゲートで荷室を開いて、どんどん運び出します。なお、隣には、日産ステージアが停まっていました。ステージアには、ウインドウハッチが付いていることが特徴ですね。でも、パワーテールゲートの方が、やっぱり人目は引きますね!(^^)
愛犬「小春」のケージを組み立てました。このキャンプ場は、ケージを用意してくれば、ペットもコテージ泊OKです。そして、実は、夕食も翌朝食もキャンプ場お任せで、しかも温泉付きのパックを利用しましたので、キャンプをやらない人も、ペットとのアウトドアライフの宿泊施設として利用できます。1人8千円ちょいでした。食事代付きですので十分安いと思います。
日産の誇る高級ステーションワゴン ステージアと並ぶ。
キャンプ場のコーギーくんと
一緒の小春
雨が少しやみました。ちょっと小春を連れて、皆で散歩に出ます。キャンプ場入り口付近には白樺林もあり、白いもやが漂う中、幻想的な雰囲気です。管理棟に行くと、オーナーご家族の飼われているコーギー犬がいました。オーナーの娘さん(ちょっと元Speedの上原多香子に似ている)が、小春を可愛がってくれたら、もう小春は大喜びでした。コーギーにじゃれつく小春。コーギー君は、迷惑そうな顔をしながらも、じっと忍の字です。
また雨が激しく降り始めました。全くもってコテージ泊でよかったです。雨の中の設営と撤収ほど嫌なものはありません。
夕食は5時からでした。通常は3時半頃からご飯炊きの準備にはいるのですが、今回はその必要性もありません。管理棟前でBBQになります。オーナーの息子さんが火を起こし、ヤマメのみ塩焼きにしてくれていました。大皿に載った肉を早速焼き始めます。いい色になった肉を口に運ぶと、「うまい!」 ご飯もいただき、どんどん食が進みます。
オーナーが近くに座り、「どうですか?」
「うまい、この肉、ほんとにうまいですね!」
聞けば、地元の牧場と契約しているとのこと。狂牛病騒動で、国産肉が不足し、確保が大変だったとのことでした。
「この肉を目当てに、ここに来る人もいるんですよ。」

ビールを飲み、野菜も焼いて、もうおなかいっぱいになりました。オーナーの息子さんと娘さんが、細やかにいろいろ動いてくれて、ありがたかったです。さわやかな兄妹でした!
オーナーさんとも、横でいろいろ話をしました。やっぱり、このように火を前に、人の出会いを感じる時はいいですね。

この後、家族風呂に入りました。昔は家族全員で入っていましたが、今は娘が先に入って、その後を我々夫婦で入ります。1家族30分しかないので、半分に分けると、とても慌ただしいのが残念でした。でも気持ちいいお風呂でした。

コテージに戻り、10時前にはもう早々と眠ることにしました。外の雨は一層ひどくなり、ひどい雷が鳴り始めました。でも、親子3人+1匹は、すやすやと寝入ってしまいました。
翌朝もやっぱり雨でした。6時なのに、テント泊の方々は早速起きて朝食の支度を開始していました。本来なら自分の姿です。
朝食は7時半からでしたので、その前に全部帰り支度を終えることにしました。16日なのでお盆の帰省ラッシュが心配です。

朝食も、焼き魚を中心においしくボリュームもたっぷりでした。十分満足でした。
オーナーさんが帰省ラッシュを心配して、「地元の人間は、皆、国道で山を越えて関越自動車道に抜けて帰るよ。」とアドバイスしてくれました。
いい人達だったので名残惜しいけど、早々と8時半に出発しました。まさにペンションに泊まったようなキャンプでしたが、来年も来たいなと思いました。

さて、キャンプ場を後にすると、相変わらずすごい雨です。アドバイスあった国道は、雨のため、途中ところどころで交通制限がかけらていました。やはり、上信越自動車道を通って帰ることにしました。早い時間なので、混雑も心配するほどではないはずです。
山を降りたところで、小規模な土砂崩れに遭遇しました。道路を泥水の流れが横断しており、その回りには、折れた木や石も転がっています。消防隊が処理していました。やはりすごい雨だったのでした。泥水の流れを横切るのは、SUVではないので、いい気持ちはしませんでしたが問題なしでした。ホッ!

上信越自動車道に入った頃から、まぶしい日差しが照りつけ始めました。うーん、このお天気が1日早ければ! 道は空いていて、快調にアコードワゴンを飛ばして行きます。
終点近くの電光掲示板で、仙台宮城地震の発生を知りました。東京でも相当揺れたことを後で聞きましたが、走っていると全く気がつきませんでした。そして、無事、1時前には自宅に到着しました。