キャンプ&ドライブ日誌
(1)最近のキャンプ&ドライブ日誌(2003年)
2)グランドツーリング 千葉〜福井 往復1200kmの旅(2003年8月)
【ツーリングルートミニガイド】
(1)ルートインプレッション
・都会の風景から山岳地帯、水田風景、日本海の夕陽と変化に富んだ日本の風景を堪能できる。日本の広さを実感。純粋にドライブを楽しむなら、上信越自動車道経由の方がいい。

・上信越自動車道経由(600km/9時間)の方が、関越道長岡JCT経由ルート(650km/9時間)より距離は短いが、渋滞が少ないのは関越長岡JCT経由。(日本道路公団談)

・上信越自動車道は対面通行やトンネルも多いため、疲れないのは関越道長岡JCT経由ルート。

(2)福井での楽しみ
・新鮮な魚介類(刺身、焼きがれい、焼きサバ、冬は越前蟹)、おろしそば(コシがしっかり)
・お菓子なら羽二重くるみ、冬なら水ようかん。
・福井と言えば温泉。有名な温泉街もいいけれど、値段が安く雰囲気がいい公共施設なら、美山町にある「みらくる亭」
<1.あこがれのグランドツーリング>
 
家内の実家のある福井は、食に恵まれ風光明媚なところです。是非自らハンドルを握り、愛車で行ってみたいと考えていました。極めて優れたハンドリングと乗り心地を持つアコードワゴンが愛車になった時から、その思いは益々強くなり、2003年夏についに実現致しました。

 日本を横断する往復1250kmもの長いドライブ。初めて体験するグランドツーリングに久しぶりに胸が踊りました。
 
事前に日本道路公団のテレフォンサービスに相談、平日出発の行きは距離の短い上信越自動車道経由、休日帰宅になる帰りは距離は多少長くなりますが渋滞の少ない関越長岡JCT経由のルートを取ることにしました。
軽井沢付近にて
<2.ルートインプレッション>
 行きに選択した上信越自動車道経由ルートは、さまざまな風景の変化を楽しむことができます。

 関越自動車道藤岡JCTを過ぎると、徐々に山間を縫うように走るルートになります。高速道路ゆえハンドリング自体を楽しむような道ではありませんが、妙義山周辺の山間を縫うようなルート、浅間山を目の前にした雄大に広がる風景などが特に印象に残っています。対面通行のトンネルが多く、しばしば緊張を強いられます。奥様と交互運転を予定されている方には、あまりお勧めしませんが、逆にそれだけ山岳高速道路らしい雰囲気を楽しむことができます。
 長野自動車道との合流地点以降、北陸自動車道との合流点上越JCTまでは車の通行もそう多くなく、スキー場を横目にのんびりしたドライブを楽しめます。

 北陸自動車道に入ってからは、再びトンネルが増えます。親不知子不知は楽しみにしていたのですが、残念ながらトンネルばかりでちょっと拍子抜け。ここから北陸にかけては日本有数の米どころ。遠くまで水田風景が広がります。こういう所ではのんびり走るに限ります。シルバークロムに輝くタンクローリーの後をつかず離れず80km/hで走ると非常に楽チン。長旅では急がず慌てずが快適な旅を生みます。

 富山県にはいり、ようやく北陸地方にやってきたと思いましたが、まだ福井までは150km以上あり、まだまだでした。そのうち日本アルプスの山々が見え始め、そして有名なフォッサマグナのある糸魚川を横切ります。石川県に入り、小松空港の近くでは夕陽に染まった日本海が美しいです。そしてようやく福井に到着です。

 帰りのルートは、北陸自動車道を長岡JCTまで進み、そこから関越自動車道をまっすぐ南下しました。ちょうど台風に追いかけながらの帰路でしたが、このルートは危ない対面走行もないため、楽に走行できました。ただ、前線の影響で雨がひどくなってきた越後湯沢あたりでは視界が悪く、楽しみにしていた谷川岳などの眺望は次回お預けになりました。
芦原温泉そばにある芝政より
日本海の美しい海を臨む
<3.福井の味覚>

(1)おろしそば
 まずシーズンを通しておいしいものと言えば、「おろしそば」です。そばはコシがしっかりしており、歯ごたえが何とも言えずgood! このそばに、辛みの効いた大根おろしを載せておいしい汁をかけた冷しそばが、福井を代表する「おろしそば」です。特に夏はいいですね。今までいろんなそばを食べましたが、福井のそばが一番うまいと個人的には思っています。

(2)魚介類
 魚もおいしいですよ。日本海の荒波に揉まれた魚は、刺身で食べると歯ごたえ十分です。関東の魚とやはり違う気がします。焼きがれいや焼きサバもとてもおいしいです。福井に行くようになり、すっかり魚が好きになってしまいました。冬の味覚と言えば、越前がにですね。よく連れていってもらうお寿司屋さんでは、食べ終わった越前がにの甲羅にお酒を入れて焼き、「甲羅酒」を出して下さるのですが、本当においしいです。
 お土産には「丸海の小鯛の笹漬」がいいです。ほんのりと薄塩味の小鯛の白身は、あったかご飯と食べると本当においしいです。

(3)お菓子
 お菓子なら羽二重餅が有名ですが、その中でも一番お勧めは「羽二重くるみ」。くるみの香ばしさと羽二重餅の甘さが絶妙です。おみやげに一番のお勧め。このお菓子は、福井駅ビル2階の安川という菓子店にしか売っていないのですが、当日はだいたい昼過ぎには売り切れてしまうので要予約です。
 また、冬は黒砂糖の甘みが心地よい「水ようかん」がおいしいです。夏ではなく冬にこたつに入って食べる風習があるとのことですが、とにかく甘ったるくないほのかな甘さが何とも絶妙です。
福井から車で30分くらいの美山町の風景
<4.福井の見どころ、お勧めスポット>

(1)温泉/宿泊
 福井は温泉の街でもあります。美山町にある安くて雰囲気のよい公共の温泉施設「みらくる亭」がお勧めです。JR福井駅から車で30分くらいと近く、山々に囲まれた杉木立の中にあります。いいお湯に何度も浸かって、おいしい食事を食べたら、本当生き返るような気分になります。日帰り利用だけでなく、宿泊も可能です。また、近くには、「ごっつおさん亭」というそば打ち道場があり、家族で楽しめます。

(2)東尋坊
 断崖絶壁と奇岩が織りなす東尋坊は、福井を代表する観光スポットですね。遊覧船もなかなかいいです。

(3)永平寺
 行ったのはだいぶ昔ですが、非常に厳かな雰囲気でした。
美山町にある「ごっつおさん亭」でそば打ち