我が家のMac達
(3)1999年 PowerBook Duo 280c
1)オールドマックの楽しさを知る 既にG3の時代。オールドマックなれど、我が家では最新マック。数々のパワーアップで、前からやりたかったパソコンの楽しみが可能に! 
シカゴにて(左端)
1999年初頭、家内の実家からPowerBookDuo280cを譲り受けました。これは、PowerBook100を我が家に譲ってくれた家内のお母さんが、その後自分用に使っていたマシンでした。起動しなくなり、新たにSONYのVAIOを購入することになったので、もし直るものだったら使ってちょうだいということになったのです。
当時、PowerBook100の後継マシン用貯金が25万円に達し、そろそろ憧れマシンPowerBookG3を購入しようかと思っていた矢先でした。日本NCRに持ち込むと、起動トラブルの原因はバッテリーの劣化であることがわかり、バッテリーを外してAC電源だけにするとあっさり起動しました。PowerBook100時代からお世話になっている日本NCRは、やはり本当に頼りになります。
まずDuo280cになって、液晶がカラーになり、写真を見ると、あまりの美しさに感動しました。PowerBook100時代は、白黒しかもGIFに変換しなければ見ることができませんでした。また、各種ソフトのスピードがめちゃくちゃ速い!(魔法のナイフというComnifty専用のログカッターの回る速さに違いを感じました) インターネットも家でできるようになりました。満足しました。
しかし、そのうちDuoの本領であるモバイルに挑戦したくなりました。また、Dockがないため、全く拡張性がないも不満の種になりました。バッテリーを購入しようと思い、秋葉原の有名家電店に電話をしましたが、在庫はもう既に無いというつれない返事。やっぱり古いMacはきついかなと思った矢先、雑誌の広告で「秋葉館」にて、米国サードパーティ製のバッテリーとSCSI-Microdockの新品が売っていることを発見しました。これがOLDMac道に入っていくきっかけになりました。この1か月後、初めての海外出張として米国に1週間行くことになり、モバイル可能になったDuoを携行することにしました。ビジネスクラスだったので、ANAのCLUB-ANAで待機している時からモバイル開始しました。米国ではレポート作成に力を発揮し、また家族との時差を超えた連絡にも威力発揮しました。
(ただ、海外ローミングに何度も失敗して、なんとNIFTYのアクセスポイントに国際電話して通信していたので、国際電話の請求額が1万円を超えてしまいましたが....)
初めて訪れた憧れの米国の思い出とともに、Duoは私の心にしっかりと根付きました。まだ使えるマシンであることを確信、こいつを強化することを決意しました。
その後、CD-ROMドライブ、8GB 外付HDD、スピーカー、そしてEPSONカラープリンターPM770cを追加し、またメモリも安くなった時期に12MB→24MBに強化しました。これによって、写真画質の年賀状作成や音楽を聞きながらのキャンプ日誌書きなど、当時是非やりたかったパソコンの楽しみができるようになりました。
PowerBookDuo280cは、2001年1月PowerBookG3を購入する時まで、3年間我が家の主力マシンとなりました。
2)PowerBook Duo 280c の今
我が家のDuoシステム
PowerBook Duo 280c
 NewerTechnology SCSI MicroDock
(SCSI接続専用Dock。Duo拡張性の要)
 8GB&18GB 外付HDD
 Asante EN/SC
 (イーサネットでVDSL16MBおよびPismoと連結)
 EPSON SCSI ZipDrive(Pismoとのデーター交換)
 Panasonic SCSI CD-ROM Drive
 aiwa ステレオスピーカー
 SHARP光通信インターフェイス & MZ-Link Pro
(液晶PAD Wizとのデーター交換)
 KERNEL SCSI PCカードリーダー
  (Canon PowerShot S30との接続)
 EPSON スーパーカラリオPM770c
   (Duoとはシリアルで、PismoとはUSBで)
 シリアル交換器
  (PB100&5300c&PM770cとの連結を切替)
 ペンタブレット
活躍していたPowerBookDuo280cですが、古いゆえはがゆい思いをする局面に悩むようになりました。まだプライベートで使う分にはよかったのですが、会社の仕事を持って帰ろうにも、バージョンの違いでWin機のEXCELを読み込むことができない。やはり最新のOffice2001 for Macを使えるマシンが欲しいという思いが日に日に強くなっていきました。
その結果、2001年1月、PowerBookG4の登場を見極めた上で、最後のPowerBookG3(FireWire)を購入することを決意。Duoは主力マシンの地位を譲ることになりました。
サブ機になったDuoは、本格的にモバイルマシンとして使うことに決めました。それまでは、Duoが壊れることを恐れて、滅多に持ち出さなかったのです。
出張時には、会社のノートパソコンが重いため、Duoを携行しました。行きの新幹線の中では主に各部署へ出すe-mail の原稿書きです。帰りは、ビールと駅弁を食べながら、ニフティ会議室の発言を読んだり、レスを書いたりです。バッテリー持続時間は1時間40分。終わったら睡眠ということでちょうどいい時間です。
PowerBookG3が来てからもDuoは強化しています。
まずは、イーサネットに接続できるように、ASANTE EN/SCというSCSI接続のイーサネット機器を格安で譲っていただきました。モバイルできないのが欠点ですが、SCSIのデイジーチェーンが組めるので、都合がいいです。ちょっとしたデーターのやりとりは、イーサネットで済ませます。
また、大きなデーターは、SCSI-ZIPドライブでやりとりしています。
次に、デジカメCanon PowerShot S30 (320万画素)を購入してから、旅行先より写真付きメールが送付できるようになったので、SCSI接続のPCカードリーダーを格安で譲っていただきました。家内の実家に帰省し、そこでの孫の写真を、私の実家にそのまま送付することも可能になりました。
さらに、長年愛用のシャープPDAである「液晶PAD WIZ 」とのデーター交信するためのシャープ製の赤外線通信装置をオークションで落とし、WIZとMacを連携させるソフトも手に入れました。(連携ソフトは、ほとんど奇跡に近い形で、千駄ヶ谷のPacificWavesから1年ほど前に売れ残り新品を購入)液晶PAD WIZ の中には、娘の幼い頃の手書きの文字が残っており、ぜひ取り出したかったということもありました。
こうしてみると、SCSI-Microdockに始まるDuoのパワーアップは、結果として、Duo-Dock以上に強力なPowerBook Duoを生み出したのではないかと思っています。
ADSLの時代になってからは、Duoも再びインターネット再登場が可能になりました。表示速度が遅いのはどうしようもないですが,,,,,, 
でも、PowerBook Duo280cは、尊敬する家内のお母さんの愛機だったもの。いつまでも大事にしなくてはと思っています。