我が家のMac達
(5)2001年 PowerBook G3 FireWire (Pismo)
2)PowerBookG3のいろいろな楽しみ
<1.オーディオとしてのPowerBookG3>
iTunes
 Duoと音楽と言えば、外付CD-ROMドライブにCDを入れ音楽を聞きながらログを読んだりするのが、なかなか心地よかったものでした。ただ、そのうちMP3という言葉を目にするようになりました。これによって音質を損なわずに音楽を圧縮することができるようになり、パソコンをジュークボックス化できるとのこと。PowerBookG3により、ようやくそれがどんなものか体験できることになりました。
 iTunesは純正のMP3ソフト。使ってみてびっくりしたのが、ビジュアライザーの画面の美しさ! 非常に幻想的で、中に吸い込まれそうな錯覚に陥りました。ただ、PowerBookG3のスピーカーの音は、やはりノートパソコンゆえ予想以上にお粗末。とりあえず、DuoのCD-ROMドライブに繋いでいるアイワ製の外付スピーカーを繋ぐとぐっと良くなりました。次には、絶対PowerBookG3専用の音のいいスピーカーを買うぞと心に決めました。
YAMAHA YST-MS350D
Macの外付スピーカーと言えば、SoundStickが一番見栄えもよいのですが、なんせ値段が2万円もすることがネックでした。それでも、インテリアとしてもいい雰囲気なので買ってもよいかなと思いましたが、ネット通販を見てみると、YAMAHA 製のYST-MS350Dというのが、半額の\9800であることがわかりました。そこで、インターネットや過去の雑誌などで調べてみると、なかなかの評判のようです。キューブ型のサブウーハー1つに小型スピーカー2つの3点構成で、色もオレンジ/ブルー/ホワイトと3種類選べ、iBookを意識したものになっているとのことでした。これがベストバイと判断、秋葉原でブルーを買いました。

セッティングを終え、サブウーハーのBassをやや強めに設定して、早速iTunesをスタートしてみると
.....これはいい音だ! いきなりMacがオーディオ機器になってしまいました。ここまで違うかと、正直びっくりしました。

試しに宇多田ヒカルのAutomaticを聴いてみましょう。イントロの打楽器系の低音がずっしりと響き、とても心地よいです。次にタイタニックのセリーヌディオンです。彼女の声の高音での伸びと艶が見事に再現されています。
また、DVDビデオでブレードランナーを見てみますと、ロサンゼルスの2018年の夜景にヴァンゲリス作曲/演奏のシンセサイザーサウンドがファンタジックに広がります。

やはりサブウーハーの存在は大きく、当然Duo&CD-ROMドライブに付けているAIWA製小型ステレオスピーカーは比べものにならず、結婚して最初のボーナスで買ったPioneerステレオ「Private」に勝るとも劣らない音質です。

インテリアとしては、SoundStickの透明感とは違った趣きのおしゃれな雰囲気です。
これは、確かになかなかのお勧め品でした。
★好きな音楽★
心地よいリラックスできる音楽。
【Pops系】
 ビーチボーイズ、山下達郎、大瀧詠一
【ボサノバ系】
 小野リサ、アストラッド・ジルベルト、クレモンティーヌ
【ヒーリング系】
 中村由利子(ピアノ)、カーペンターズ、あみん
ジュークボックス化されたPowerBookG3の楽しみは、CDコレクションを手軽に楽しめるというだけに留まりません。注目が、インターネットラジオなのです。これはBGMとしては最高です。特に好きなのが、Jazz系の放送で、SmoothJazzをよく聴きます。
中村由利子について
 彼女のこと、あまり知らない人も多いと思いますので、一言紹介。
 ピアニスト&作曲家。5〜6年前、TOKYO-FM系で深夜に放送している“JET STREAM”のオープニング&エンディングのピアノ曲に非常にひかれ、一体誰の曲だろうと調べたのが彼女を知るきっかけでした。少し哀愁を帯びた何とも言えない優しさが彼女の持ち味。とにかくすばらしい。最近、CDショップの棚であまり見ないのが実に残念ですが、TVのBGM(天気予報や旅番組)では、よくかかっています。

代表曲
“JET SREAM 〜 I wish”“Twilight Winds”
“ファンタジア”
 映画「1999年の夏休み」
<2.DTPに挑戦!>
家内の師事する書道の先生からの頼みで、書道展の作品集を記念に作ることになりました。ベースソフトは、Word2001使いました。
苦労したのは写真加工でした。作品のほとんどがガラスの額に入っているため、正面から撮ると、フラッシュや天井の蛍光灯の明かりを反射して墨字の一部が消えてしまうのです。この反射を避けるために、斜めから撮り、台形の写真を画像処理ソフトで長方形に戻し、さらに白黒のコントラストを強くするという作業を行いました。これは、非常に時間のかかる作業でした。
使った画像ソフトは、Photonickを中心に、GraphicConverter、Word2001の画像修正機能です。特にPhotonickのすばらしさに感動しました。シェアウエアであるGraphicConverterにも搭載されていない台形補正機能が、フリーウエアのPhotonickには搭載されています。その他丸く切り抜いたり、色調整も簡単だし。OSXのソフトとしてもリリースしてほしいです。 

修正後の写真の横には原典をタイプしましたが、ここではOS9.1のことえりに感動しました。なんせ中国の古典が多いため古い漢字が多いのですが、無かった漢字は3つだけでした。DuoのOS7.6.1では無い漢字続出だったので。今のOSXならば、おそらくすべて網羅しているんでしょうね。

 さらに大変だったのは印刷でした。B5両面光沢紙27枚(54頁)を25部印刷したのですが、1カ月間、毎週末1日中、EPSON PM770cが動いていたかと思います。Duo280cのシリアルでの印刷だったらどうなっていたかと思うと恐い。PowerBookG3 搭載のUSBの速さを感じました。

 印刷された頁は、製本キット(1500円/冊)でハードカバーの本にしました。出来映えは非常に良く、パソコンでここまで作れるとは!と評判もよかったです。最終頁にMacintosh PowerBookG3で作成と記して、Macをアピールしました。
<3.DVビデオの編集>
 パソコンでビデオ編集をしようということが、全面に押し出された時期がありました。当時は、ビデオ編集なんて実際する人なんているんだろうか?と鼻でせせら笑っていたのですが、実際DVビデオカメラとパソコンを接続できる環境が揃うと意外にも便利なことに気が付きました。

 1つは、メール用の写真であれば十分に通用する静止画像が取りだせることです。通常デジカメの倍率は3倍光学ズームが一般的ですが、DVカメラは光学10倍ズームが普通です。運動会などのシーンをメールする場合、やはりDVカメラの方がいい写真が多いです。また、1コマ1コマ表情の動きが追えるので、一番いい表情を選ぶことが出来ます。

 2つめは、人にビデオを見せるケース(旅行記など)では、まさに編集機能が活躍します。今年の夏、家内が書道の教え子の実家のあるフランスに行った時のビデオは、iMovieでタイトルを入れ、注釈や日本語訳を入れ、ところどころに音楽を入れました。それを、フランス人の教え子に見せたのですが、動きのある文字でタイトルが次々現れると、「わーっ、すごい! 何のパソコン?」と歓声が上がったそうです。また、フランスの誇る高速鉄道TGV(テージェーベー)の車窓からの景色に音楽を入れると、まるでTVの旅番組のようになりました。これも皆に好評でした。

 3つめは、TV番組などを簡単にパソコンに取込みするのに使えます。特にビデオキャプチャーの機器がなくても簡単にビデオ取り込みができる点です。また、昔のHi-8は、このままでは機器が壊れたら見れなくなってしまいますので、DVビデオにダビングしているところですが、これにより、昔のビデオ画像もデジタル写真等に加工できる点がいいです。
<4.英語の勉強に使う>
 別のページでも書きましたが、英語力を伸ばすのに、インターネットは極めて有効だと思います。たとえば、私の場合は....

(1)インターネット上の勉強サークルに入り、単語練習とディクテーションに努める。
 仲間がいることで、勉強に励みが出ます。また、自分に欠けている勉強法が何かもわかります。私の場合は、NIFTYのFENG(英語フォーラム)でラジオ講座(ビジネス英語)を使った勉強会でした。

(2)ブロードバンド環境であれば、海外放送局のニュースサイトにアクセスし、現地のニュース番組を見る。
 ニュース番組は、発音がわかりやすい点でヒアリング教材にはうってつけです。衛星放送を受信する前は、TBS系深夜にやっていたCBS Eveninng News(ダン・ラザー氏がキャスター)が楽しみで、録画して見ていたのですが、番組改編で消えてしまいました。寂しい思いをしていたのですが、ブロードバンドに切り替えてからは、直接CBSのサイトに行き、ニュース番組を見ることが出来ます。
 そのうち、スタートレックなんかも直接アメリカのTV局のサイトでやらないかな?(ただ、ドラマは、やはり字幕がないと無理か....)